メールを書く前に
基本設定を確認
メールソフトの設定画面の「差出人」(「from」)のところで、氏名をフルネームで設定しましよう。
差出人(from)欄を設定しないと<メールアドレス>だけが表示され、誰から来たかさっぱり分からず、送信主の印象が悪くなる場合があります。
メールソフトには、適切な署名設定を
氏名・住所・電話番号・携帯番号・メールアドレスを文章の最後に書くようにしましょう。
<署名の例>
*********************************************
山田 もりこ(やまだ もりこ)
〒123-4567
京都市○○○○○○1-23-45
自宅TEL:03-1234-5678
携帯TEL:090-1234-5678
e-mail:yamadamoriko@abcdef.ne.jp
*********************************************
【参考】IC3公認テキスト ページ L-56 オプションの設定 ①署名の自動化
メールは、HTMLメールではなくテキストメールで送信
HTML形式が嫌いな人はいまだに多く見受けられるので、無難にテキスト形式で送ることが好ましいです。
メールソフトの設定を確認しましょう。
【参考】IC3公認テキスト ページ L-39 ⑥電子メールの書式の設定
ページ L-58 オプションの設定 ④電子メールのメール形式の選択
メールを書くとき
送信先アドレスは、一度アドレス帳に入力してから、メールを作成する。
初めての人にメールを書く時には、メールアドレスを直接入力するより、いったんアドレス帳に入力してからメール作成した方がベストです。宛先も相手のメールソフトのメール一覧に表示されます。アドレス帳には<メールアドレス>以外に<宛先名>を入力する欄があるはず。そこに、○○様(株式会社○○○)と書いておくと、相手のメールソフトにはこんな感じで表示されます。
"○○様(株式会社○○○)"<アドレス>
※"山田花子"<アドレス>など、呼び捨てにならないよう、アドレス帳登録には気をつけましょう。
【参考】IC3公認テキスト ページ L-51アドレス帳の利用 ①アドレス帳の登録
ページL-53アドレス帳の利用 ②アドレス帳を利用した宛先の指定
タイトル(件名)は本文の内容を簡単にまとめる
スパムメールが氾濫している昨今、メール本文を開く前に、「メールの内容」及び「メールの発信者」が分かるタイトルにすることが肝要です。
subject:【お問合わせ】中途採用について(山田)
subject:【送付】履歴書・職歴書をお送りします(山田)
subject:【御礼】1次面接のお礼(山田)
※タイトルの先頭に、【緊急】、【要返事】、【回覧】など、目立つようにつけるとよいでしょう。
初めての就活メールに盛り込むと好ましい項目
l 自己紹介
l 志望動機と自己アピール
自分が何者か、メールの出だしに、簡潔に伝えましょう。
半角カタカナや記号(機種依存のもの)は使わない
半角カタカナは受け手の環境によっては、文字が変になってしまうことがあるので厳禁。
機種依存文字は、受け手の環境によっては違う文字に変換されてしまうので使わないこと。
Mac と Win で異なる全角(2バイト)文字リスト
※メールで使うと、相手の環境によって文字化けすることがあります。使わないように!!
顔文字も、もちろん使用してはいけません!!!
初回メールは、どこの部署の誰に宛てたメールかを明記した方がいい
メールでは一般的に、「時候の挨拶」が不要です。拝啓&敬具も、前略&草々も基本的に必要ありません。
(挨拶は必要。“お世話になっております”など)。
しかし、手紙の宛書と同様、最初にどこの部署の誰に宛てたメールかを明記するほうが礼儀正しいです。もちろん、返信メールなどは省いてもOKですが、そのアドレスがその部署共用の場合は、常に文頭に誰宛てのメールかを明記しなくてはいけません。
例:<recruit@○○○○.co.jp><info@○○○○.co.jp><saiyo@○○○○.co.jp>などのアドレスは、間違いなく部署共有のアドレス。誰が担当か分からない時は「採用ご担当者様」と書くとよいでしょう。
一行の文字数を全角35文字(半角70文字)以内で、読みやすく改行する
一行が長いと、とにかく読みにくくなります。相手が読みやすくなるように、ちょうど良い文節で改行をしましょう。尚、メールソフトの設定で一行文字数を設定できるはずです。一度確認をお勧めします。
※口語では「御社」、文章では「貴社」と書きます。メールでは「貴社」と書くのが適切です。どちらか悩んだら、「貴社」→「帰社」と同じで紛らわしいので、電話では「御社」と言うようになったと憶えましょう。
CC(カーボンコピー)とBCC(ブラインドカーボンコピー)を使い分けよ
■CC(カーボンコピー)
同じ内容のメールを複数のアドレスに送るときに使います。CCの場合は宛先全員に送信先アドレスが表示されるので、誰にこのメールを送ったのかを伝えることができます。
■BCC(ブラインドカーボンコピー)
CC同様、同じ内容のメールを複数のアドレスに送るときに使います。BCCの場合は送信者全員に送信先アドレスが表示されません。よって、送り先の個々のアドレスを全員が知らないなら、個人情報保護のためにも、BCCを使うべきでしょう。
【参考】IC3公認テキスト ページ L-37電子メールの送受信 ⑤CCとBCCを利用した送信
添付ファイルを添付するときは、事前に相手に確認する方がよい
一般的に、
n ワードファイル(拡張子:doc)
n エクセルファイル(拡張子:xls)
n パワーポイントファイル(拡張子:ppt)
n テキストファイル(拡張子:txt)
n 画像ファイル(拡張子:jpg、gif)
であれば、ほとんどの社会人なら受け取ることができます。しかし、稀に読めないこともあるので
(例:先方がパワーポイントを持っていないなど)、送る前に確認するように心がけましょう。
メールを書いたら
送信先アドレスと件名、本文を再確認
送る前に送信先アドレスと件名、本文を再確認しましょう。特に志望企業の人事に出すメールは慎重に。
送信できたか確認する
送信先アドレスと件名、本文を再確認して、送信ボタンを押したとしても、エラーで帰ってきている場合があります。念のため、受信ボタンを押すようにしましょう。なぜならば、今送ったメールが以下の理由で戻っているかもしれません。(「Returned mail:~」のようなタイトルのメールが戻ってくることが多いです)。
- 単なるアドレスの入力ミス →直して再送信
- 相手先のメールボックスが一杯である →電話するしかない
- 相手のメールサーバーに不具合がある →電話する・時間を空けて再送する
- 添付ファイルの容量オーバー →ファイルサイズを下げる(写真なら解像度)・添付をやめる
相手から返事が来たら
相手からの返信には、できるだけ早く返事を書くように
メールの返信が早いということは、仕事も早い、と印象がさらに良くなります。